映画「悪魔のような女」を見た

物語は、寄宿制の私立学校を経営する校長(ポール・ムーリッス)が、本来学校の持ち主である妻クリスティーヌ(ベラ・クルーゾオ)に冷たく当たり、女性教師のニコル(シモーヌ・シニョレ)と関係を持っているという設定。でもニコルも、校長の横暴には耐えかねてクリスティーヌに同情、二人で校長殺害を計画するという展開です。
前回、DVDが発売されたとき、見直して感激した記憶があったのですが、今見るとそれほどでもありませんでした。ヒッチコックの「サイコ」を見直して、クルーゾオを意識して作った部分を満喫してしまったせいかも。←「メイキング・オブ・サイコ」では「サイコ」公開時に批評家たちが“ヒッチコックともあろう監督が安手のショッカーを作って”という批判はありましたが、誰も「悪魔のような女」との類似性を指摘しなかったことにヒッチコックは安堵したようなことを書いていました。
バスルームでの殺人というプロットだけではなく、“結末を話さないでください”と観客に求める手法などがそっくりなのです。
今回僕がそれほど面白く感じなかったのは、結末から考えて物語を眺めたせいでしょう。