映画鏡の国の戦争を見た

そもそもスパイ映画とはいえませんね。ジョン・ル・カレの名前で見た人は怒るんじゃないかな。僕は「寒い国から帰ったスパイ」しか読んでないから、別にどうということはないけど、さすがにこの恋愛話中心というのはあかんで。
ピア・デゲルマルクの容姿だけで我慢できる人は少ないと思います。だって、危険な社会主義国の中で貴重な乗り物のトラックを海に捨てられて黙っているスパイがおるか? またその女と、偶然街で再会するなんて、そんなご都合主義の展開はあほらしいぜ。
監督はフランク・ピアソンで、この人は脚本家としては「真昼の衝動」「暴力脱獄」「狼たちの午後」と素晴らしい作品が並んでいますが、監督作品はほかに「スター誕生」とか、平凡ですね。←はい、そんなり「真昼の衝動」を滑り込ませました。この映画を知らない人は勉強してくださいね。「キャット・バルー」(これもフランク・ピアソン脚本だ)のエリオット・シルバースタイン監督による、ハチャメチャな青春コメディーです。この青春の感覚が「鏡の国の戦争」に出ていれば、別の映画として面白かったと思う。